看護師国家試験対策は、3年生・…
実習が忙しくても看護国試対策は間に合う?勉強時間をつくる方法と優先順位
看護実習が始まると、記録、事前学習、睡眠不足、学校課題などが重なり、「看護師国家試験の勉強まで手が回らない」と感じる方は少なくありません。けれども、実習中にまとまった勉強時間を取れないことは、国試対策が間に合わないことと同じではありません。
大切なのは、通常期と同じ勉強量を求めるのではなく、実習中に必要な学習へ優先順位を絞り、短時間でも学習を止めない仕組みをつくることです。この記事では、実習と看護国試を両立するための現実的な勉強スケジュール、時間のつくり方、疲れている日でも続けやすい対策を解説します。
この記事のポイント
- 実習中でも看護国試対策が間に合う理由
- 実習期間に優先したい勉強内容
- 10分から始められる勉強時間のつくり方
- 記録・事前学習・国試対策を両立させる考え方
- 模試不振や必修問題の不安がある場合の立て直し方
- 一人で勉強計画を組みにくい場合の相談先
実習が忙しくても、看護国試対策は間に合う?
結論として、実習中でも看護国試対策は進められます。ただし、通常期と同じ量をこなそうとせず、優先順位を付けて短時間学習を継続することが重要です。
実習中は、朝から夕方まで病院・施設などで実習を行い、帰宅後には記録、翌日の行動計画、疾患や治療に関する事前学習が必要になります。疲労がたまっている日に、何時間も問題集に取り組むことは現実的ではないでしょう。
そこで大切になるのが、「勉強時間を長く確保する」という発想をいったん手放すことです。実習がある日は、国試対策をゼロにしないことを目標にします。
たとえば、必修問題を5問解く、実習で受け持った患者さんの疾患を一つ復習する、移動中に一問一答を確認するだけでも、国試対策の習慣は途切れません。
看護師国家試験は、人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復の促進、基礎看護学、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学、地域・在宅看護論、看護の統合と実践など、幅広い科目から出題されます。日々の実習で見聞きした患者さんの状態、疾患、検査、薬剤、看護援助は、国試の知識と結び付けやすい貴重な学習材料です。
実習中の国試対策で大切な考え方
実習期間は「勉強量を増やす時期」ではなく、知識を実践と結び付け、復習の習慣を維持する時期です。完璧な計画より、無理なく続く最低ラインを決めましょう。
実習中に国試対策が止まりやすい理由は、時間不足だけではありません。「今日は2時間できないから、何もしない方がよい」と考えてしまうことも一因です。
しかし、国試対策では、毎日数時間勉強できる日だけが価値を持つわけではありません。短い時間であっても、知識に触れ、忘れかけている内容を呼び起こすことには意味があります。
実習中は、次のように学習目標を3段階に分けておくと、疲れている日にも行動を選びやすくなります。
| その日の状態 | 国試対策の目安 | 取り組む内容の例 |
|---|---|---|
| 余力がある日 | 60〜90分 | 領域別問題、模試の復習、苦手分野の整理 |
| 通常の実習日 | 20〜30分 | 必修問題、実習関連疾患の確認、一問一答 |
| とても疲れている日 | 5〜10分 | 必修問題を数問、ノートを見返す、誤答1問の復習 |
このように、「できなかった日」ではなく、「今日の状態でできる最小単位は何か」と考えると、罪悪感で学習が止まることを防ぎやすくなります。
実習中に優先したい看護国試の勉強内容
実習中は、全範囲を均等に進めようとせず、必修問題・実習で扱うテーマ・過去に間違えた問題を優先しましょう。限られた時間を、得点につながりやすい学習へ集中させることがポイントです。
必修問題は毎日少しずつ続ける
必修問題は、看護師国家試験で必要となる基本的な知識を問う問題です。実習中の国試対策では、最も取り組みやすい入口の一つになります。
まとまった時間がなくても、朝、休憩時間、帰宅後、寝る前などに5〜10問取り組むことは可能です。正解数だけを確認して終わるのではなく、間違えた問題や迷った問題について、「なぜその答えになるのか」を短く確認しましょう。
必修問題は、日常生活援助、感染対策、医療安全、人体の構造と機能、健康支援、社会保障制度など、基礎的なテーマを幅広く扱います。実習で見たケアや安全管理とつながる内容も多いため、経験と結び付けて覚えると記憶に残りやすくなります。
実習中の必修問題対策は、1日で多く解くことより、毎日問題に触れ、間違いを放置しないことが大切です。特に、正解したものの根拠を説明できない問題は、復習対象として残しておきましょう。
実習で受け持った疾患・治療・看護を国試に結び付ける
実習で受け持つ患者さんの疾患や治療内容は、そのまま国試対策のテーマになります。事前学習や記録を「実習だけのための作業」で終わらせず、国試で問われるポイントへ広げてみましょう。
たとえば、心不全の患者さんを受け持った場合は、次のように学習を広げられます。
- 心不全の病態と主な症状
- 呼吸困難や浮腫が起こる理由
- 観察項目と異常の早期発見
- 水分・塩分管理の目的
- 利尿薬などの薬剤と注意点
- 安静度や日常生活援助での留意点
- 患者さんへの指導内容
- 心不全に関連する国試問題
患者さんの個人情報を持ち帰ったり、記録をそのまま学習ノートに転記したりすることは避ける必要があります。しかし、個人が特定されない形で、疾患や看護の一般的なポイントを整理することは、実習の学びを国試対策へつなげる方法になります。
実習中の事前学習は、国試対策と切り離す必要はありません。「病態」「観察」「薬剤」「看護」「患者指導」の5つの視点で整理すると、知識のつながりが作りやすくなります。
過去問は「解く」より「復習する」ことを優先する
実習中は、毎日何十問も過去問を解く余裕がないこともあります。その場合は、新しい問題を次々に解くよりも、以前に間違えた問題、模試で迷った問題、解説を読んでも理解が曖昧な問題を復習する方が効率的です。
1問の復習では、次のような確認をします。
- 正解の根拠を自分の言葉で説明できるか
- 他の選択肢が誤りである理由を説明できるか
- その問題が問う基礎知識は何か
- 実習で見た場面と結び付けられるか
- 数日後にもう一度解いて正解できるか
このように復習すると、問題数は少なくても理解が深まり、同じテーマが形を変えて出題されても対応しやすくなります。
看護実習中に勉強時間をつくる6つの方法
勉強時間は、特別な空き時間を待つより、すでにある行動の前後に小さく組み込む方が作りやすくなります。実習中は5分・10分単位の時間を活用しましょう。
1. 朝の10分を必修問題に固定する
朝は、帰宅後よりも疲労や予定変更の影響を受けにくい時間帯です。起床後、朝食前、通学前などに、必修問題を5問解く時間を固定してみましょう。
朝から難しい問題に取り組む必要はありません。「机に座る」「アプリを開く」「5問だけ解く」という行動を決めておくと、実習日でも学習のスタートを切りやすくなります。
2. 通学・移動時間を暗記と確認に使う
電車やバスで移動する時間は、まとまった問題演習には向かない場合があります。しかし、一問一答、必修問題、前日に間違えた問題の確認、疾患の要点の見直しには使いやすい時間です。
スマートフォンを使う場合は、SNSや動画を何となく見始める前に、国試対策のアプリやメモを開く流れを決めておくとよいでしょう。
3. 事前学習を「国試用の復習」に変える
実習の事前学習では、疾患、検査、薬剤、看護計画などを調べる機会があります。その内容に、国試で問われやすい要点を一つ追加するだけでも、国試対策になります。
たとえば、疾患を調べるときには「代表的な症状」「観察項目」「治療」「看護」「関連する制度・倫理」などを簡潔に整理します。長いノートを作ることが目的ではなく、試験前に見返せる要点を残すことが目的です。
4. 帰宅後は「記録の前」か「記録の後」のどちらかに固定する
帰宅後の勉強は、記録の前にするか、記録の後にするかで迷うことがあります。どちらが正解かは、実習先や自分の集中しやすい時間帯によって異なります。
- 記録の前に10分だけ国試問題を解く
- 記録が終わった後に必修問題を5問確認する
- 夕食後に一問一答を見てから記録に入る
- 入浴後にその日の実習テーマを1つ復習する
大切なのは、毎日同じ完璧な流れにこだわらないことです。「今日は記録が多いから寝る前に5分だけ」「今日は早く終わったから30分演習する」のように調整しましょう。
5. 休日に「まとめて取り戻す」時間を作る
実習中の平日は、学習量が少なくても構いません。その代わり、休日のどこかに国試対策のまとまった時間を確保します。
おすすめは、休日の最初に「実習中に間違えた必修問題」「実習に関連した疾患」「模試・過去問で苦手な分野」を復習する時間を置くことです。平日に触れた内容を1週間以内にもう一度確認すると、知識がつながりやすくなります。
ただし、休日をすべて勉強で埋める必要はありません。休息が不足すると、翌週の実習・記録・国試対策のすべてに影響します。休む時間を先に予定へ入れることも、継続のための勉強計画です。
6. 「最低ライン」と「余裕がある日の課題」を分ける
実習中におすすめなのが、毎日の課題を一つに固定しない方法です。体調や記録量によって、できることは変わります。
| 区分 | 学習内容の例 |
|---|---|
| 最低ライン | 必修問題5問、誤答1問の復習、疾患メモを1項目確認 |
| 標準ライン | 必修問題10問、一般問題10問、実習テーマの整理 |
| 余裕がある日 | 過去問演習、模試の復習、苦手領域の学び直し |
実習中は、最低ラインを達成できたら「今日は継続できた」と考えることが大切です。余裕がある日に多めに進めることで、全体の学習量を調整できます。
実習と国試対策を両立する1週間の勉強スケジュール例
実習中の勉強スケジュールは、平日に小さく続け、休日に復習をまとめる形が現実的です。自分の記録量や通学時間に合わせ、無理のない最低ラインを設定してください。
以下は、平日に実習がある場合の一例です。
| 曜日 | 朝 | 移動時間 | 帰宅後 | 国試対策の合計目安 |
|---|---|---|---|---|
| 月曜 | 必修問題5問 | 疾患の要点確認 | 実習関連の誤答1問 | 15〜20分 |
| 火曜 | 必修問題5問 | 一問一答 | 一般問題5問 | 20〜30分 |
| 水曜 | 必修問題5問 | 前日の誤答確認 | 記録量が多ければ休息優先 | 10〜20分 |
| 木曜 | 必修問題5問 | 薬剤・検査の確認 | 実習テーマの要点整理 | 20〜30分 |
| 金曜 | 必修問題5問 | 一問一答 | 週の誤答を分類する | 20〜30分 |
| 土曜 | 必修問題20問 | ― | 苦手領域の復習・過去問演習 | 90〜150分 |
| 日曜 | 週の振り返り | ― | 休息+翌週の計画 | 30〜60分 |
このスケジュールの目的は、毎日同じ時間を勉強することではありません。「平日は知識をつなぎ、週末に定着させる」というリズムを作ることです。
実習中に疲れ切っている日は、無理に国試対策を増やすよりも睡眠を優先しましょう。睡眠不足のまま問題を解いても、内容が残りにくく、翌日の実習にも影響します。翌朝や休日に調整する前提で、長期的に継続できる計画を作ることが大切です。
実習中にやりがちな失敗と見直し方
実習中の国試対策では、計画を詰め込みすぎることや、学習ができない自分を責めることが継続を妨げます。できなかった理由を分析し、次の日に実行できる形へ計画を小さくしましょう。
「実習が終わってから本格的に始める」と先延ばしにする
実習期間は忙しいため、国試対策を後回しにしたくなるものです。しかし、複数の実習が続いた場合、気付けば数か月間、国試問題にほとんど触れない状態になることもあります。
本格的な演習ができない日はあっても、必修問題や実習テーマの確認までゼロにしないことが大切です。
予定を分単位で埋めてしまう
「19時から夕食、19時30分から記録、21時から国試問題30問、22時から復習、23時から翌日の準備」のように計画を詰め込みすぎると、少し予定がずれただけで全体が崩れます。
実習中の勉強計画は、時間だけでなく「必修問題5問」「誤答1問の解説確認」のような行動単位で決める方が続きます。
記録と国試対策を完全に別のものとして扱う
記録や事前学習に追われると、国試対策を別枠で追加することが負担になります。実習で調べた内容を国試の視点で整理すれば、二つの学習を完全に分ける必要はありません。
たとえば、実習で確認した薬剤について、作用・副作用・観察項目を整理し、関連問題を1問確認するだけでも、実習と国試の両方に役立つ復習になります。
他の学生の勉強時間と比べすぎる
SNSや友人の話から、「実習中でも毎日3時間勉強している人がいる」と知り、焦ることもあるでしょう。しかし、実習先、通学時間、記録量、体調、家庭環境は一人ひとり異なります。
重要なのは、他の人の勉強時間ではなく、自分が継続して理解を深められる学習リズムです。比較によって焦りが強くなる場合は、学習時間よりも「必修の正答率」「誤答を復習できた数」「苦手領域の改善」といった行動指標に目を向けましょう。
模試の点数が伸びない・必修問題が不安な場合の優先順位
模試の点数や必修問題に不安がある場合は、問題数を増やす前に、失点の原因を分類することが先です。実習中こそ、苦手を広げず、優先順位を絞った対策が有効です。
模試で点数が伸びないと、すべての科目を最初からやり直したくなるかもしれません。しかし、実習期間中にそれを行うと、負担が大きすぎて続かなくなりやすいです。
まずは、間違えた問題を次のように分けましょう。
| 失点の原因 | 見直し方 |
|---|---|
| 知識を知らなかった | 基礎教材でテーマを確認し、類題を少数解く |
| 似た知識を混同した | 比較表や短いメモで違いを整理する |
| 問題文を読み違えた | 設問の条件、患者の状態、優先順位に線を引く習慣を作る |
| 正解したが自信がなかった | 根拠を説明し、復習リストへ残す |
| 時間配分が乱れた | 演習時に時間を測り、迷う問題の扱いを決める |
看護師国家試験の必修問題は50問で、40問以上、80%以上の正答が求められます。必修問題の点数が40点前後で不安定な場合は、直前期まで待たず、日々の学習に組み込むことが大切です。
実習中は、苦手分野を一気にすべて解決しようとせず、「今週は感染対策」「次週は薬理」「週末に成人看護の誤答を復習する」といった小さな単位で取り組みましょう。
一人で勉強計画を立てにくいときは個別指導も選択肢
実習と国試対策を両立するための方法は一つではありません。何を優先すべきかわからない、模試後の改善方法が見えない場合は、学習計画を第三者と整理することも有効です。
次のような状況では、個別指導や学習相談を検討する価値があります。
- 実習・記録・就職活動が重なり、国試対策の計画を立てられない
- 必修問題の点数が安定しない
- 模試の結果を見ても、何から復習すべきかわからない
- 苦手領域が多く、独学では優先順位を付けにくい
- 集団講義では質問しにくい、または進度が合わない
- 実習やアルバイトの予定が不規則で、固定の授業時間を確保しにくい
- 既卒・再受験で、学習を継続できる環境が必要
日本看護アカデミーでは、看護師国家試験対策に特化した1対1の個別指導を案内しています。理解度・目標・スケジュールに応じた学習計画を作成し、対面とオンラインの受講形態に対応しているため、実習や仕事と両立しながら学ぶ方法を相談できます。
また、模試や過去問の結果をもとに苦手分野を整理し、必修問題、分野別対策、実践演習など、必要な内容に優先順位を付けて学習を進める方針が案内されています。
「もっと勉強時間を増やさなければ」と一人で抱え込む前に、現状の学習時間で何を優先するか、実習期間と通常期でどのように計画を変えるかを整理することで、行動に移しやすくなります。
今日からできる実習中の看護国試対策3ステップ
実習中の国試対策は、長時間の学習を始めることではなく、今日の生活に入れられる小さな行動を一つ決めることから始められます。
1. 実習期間の「最低ライン」を決める
まずは、「毎日必修問題を5問」「誤答を1問だけ復習する」「通学中に一問一答を見る」など、疲れている日でもできる内容を一つ決めましょう。
最低ラインは、達成できることが前提です。高すぎる目標を設定すると、できなかったときに学習自体が止まりやすくなります。
2. 実習内容から国試テーマを一つ選ぶ
その日に受け持った患者さんや実習で学んだことから、疾患、症状、検査、薬剤、看護援助などを一つ選びます。そして、教科書や国試問題で関連知識を確認しましょう。
個人情報を扱わず、一般的な知識として復習することを徹底してください。
3. 週末に15分だけ振り返る
週末には、その週に間違えた必修問題、気になった実習テーマ、苦手だと感じた領域を確認します。15分でもよいので、「来週に見直すこと」を一つ決めると、学習計画が途切れにくくなります。
まとめ|実習中は勉強を止めず、優先順位を絞ることが大切
実習が忙しい時期に、通常期と同じ量の看護国試対策を続けることは簡単ではありません。しかし、実習中だからこそ、患者さんの状態、疾患、薬剤、検査、看護援助を国試の知識へ結び付ける学びができます。
- 実習中は、長時間勉強できない日があっても問題ありません
- 国試対策をゼロにせず、5分・10分でも続けることを優先します
- 必修問題は、毎日少しずつ取り組みます
- 実習で学んだ疾患や看護を、国試の視点で復習します
- 過去問は問題数を増やすより、誤答の復習を重視します
- 平日は小さく続け、休日にまとめて復習します
- 模試不振や必修問題への不安は、失点原因の分類から始めます
- 計画づくりや苦手分析が難しい場合は、第三者に相談する方法もあります
実習中に十分な勉強時間を取れないことで、不安になるのは自然なことです。しかし、「今日できなかったこと」だけを見るのではなく、「今日の実習から何を一つ学び直せるか」に目を向けることで、国試対策は少しずつ前に進みます。
よくある質問
ここでは、実習と看護師国家試験対策の両立、勉強時間、必修問題、模試、個別指導、既卒・再受験に関するよくある質問に回答します。
実習中でも看護師国家試験対策は間に合いますか?
実習中でも、看護師国家試験対策を進めることは可能です。毎日数時間の勉強が難しい場合でも、必修問題を5〜10問解く、実習で扱った疾患を確認する、過去に間違えた問題を1問復習するなど、短時間の学習を継続することが大切です。
看護実習中は、国試の勉強を毎日どのくらいすればよいですか?
実習中は、毎日同じ勉強時間を確保するよりも、5〜30分程度の最低ラインを決める方法がおすすめです。余力がある日は60分程度取り組み、記録や疲労で余裕がない日は必修問題を数問だけ解くなど、体調や予定に合わせて調整しましょう。
実習の記録が終わらず、国試の勉強ができません
記録が多い日は、国試対策を完全に休むのではなく、必修問題を数問解く、前日の誤答を1問見返すなど、5分程度の学習を目標にしてみましょう。また、実習で調べた疾患・薬剤・検査・看護援助を国試の観点で確認すれば、事前学習や記録の内容を国試対策にもつなげられます。
実習中は、必修問題と一般問題のどちらを優先すべきですか?
実習中は、短時間でも取り組みやすく、基礎知識の確認につながる必修問題を毎日続けることがおすすめです。そのうえで、実習で扱ったテーマに関連する一般問題や、過去に間違えた一般問題を少しずつ復習します。必修問題だけに偏らず、休日には領域別問題や状況設定問題にも触れるとよいでしょう。
実習中に過去問をたくさん解けないと不安です
実習中は、問題数より復習の質を優先してください。新しい問題を大量に解くより、過去に間違えた問題、模試で迷った問題、実習に関連する問題を繰り返し確認する方が、限られた時間では知識の定着につながりやすいです。
実習中に勉強できない日があっても大丈夫ですか?
体調不良、記録量の多さ、実習での精神的な疲労などにより、勉強できない日があることは珍しくありません。1日できなかったことを理由に計画全体をあきらめず、翌日に必修問題を数問解く、週末に復習時間を確保するなど、柔軟に調整しましょう。睡眠を確保することも、実習と国試を両立するための大切な準備です。
実習中に勉強のやる気が出ないときはどうすればよいですか?
やる気を待つよりも、始める行動を小さくする方法がおすすめです。「問題集を開く」「必修問題を1問解く」「一問一答を1ページ見る」など、1〜2分で始められる行動を決めます。始めてから続けられそうであれば少し進め、難しい日は最低ラインだけで終えても構いません。
実習と就職活動も重なっており、勉強計画を立てられません
実習、就職活動、授業、国試対策が重なる場合は、すべてを毎日均等に進めようとしないことが大切です。実習期間は必修問題と実習テーマの復習を中心にし、就職活動の締切前は提出物を優先するなど、時期ごとの優先順位を決めましょう。計画が立てにくい場合は、教員や国試対策に詳しい指導者へ相談することも有効です。
模試の点数が伸びないまま実習に入ってしまいました
模試の点数が伸びないときは、問題数を増やす前に失点の原因を整理します。知識不足、似た知識の混同、問題文の読み取り、時間配分などに分け、実習中は優先度の高い課題を一つずつ見直しましょう。必修問題が不安定な場合は、毎日短時間でも取り組むことが重要です。
必修問題が40点前後で不安です。実習中はどう対策すればよいですか?
必修問題は50問中40問以上、80%以上の正答が基準とされています。40点前後の場合は、間違えた問題を「知らなかった」「混同した」「読み違えた」に分類し、基礎知識を確認してください。実習中は毎日5〜10問を継続し、週末に間違えたテーマをまとめて復習する方法が取り組みやすいでしょう。
実習中に個別指導やオンライン指導を利用するメリットは何ですか?
個別指導やオンライン指導では、実習・記録・アルバイト・就職活動などの予定に合わせて、学習の優先順位を整理しやすい点がメリットです。模試や過去問の結果から苦手分野を分析し、必要な内容に絞って質問できるため、独学で計画を立てにくい場合の選択肢になります。
日本看護アカデミーでは、看護師国家試験対策に特化した1対1の個別指導と、スケジュールに合わせたカリキュラム、対面・オンラインでの受講を案内しています。実習中の学生や既卒・再受験の方も、現状に合わせた学習計画を相談できます。
看護師国家試験の試験日はいつですか?
第116回看護師国家試験は、2027年2月14日(日)に実施予定です。受験に関する書類の受付期間は2026年11月6日(金)から11月27日(金)まで、合格発表は2027年3月24日(水)午後2時の予定です。日程や手続きは変更される可能性もあるため、必ず厚生労働省の最新案内を確認してください。
実習が終わった後、国試対策を本格化すれば間に合いますか?
実習が終わってから国試対策を本格化することも可能ですが、実習中に学習を完全に止めてしまうと、再開時の負担が大きくなりやすいです。実習期間は必修問題を数問解く、実習で学んだ疾患・薬剤・検査を確認する、過去の誤答を見返すなど、短時間でも国試に触れる習慣を維持しましょう。
実習後には、模試や過去問を使って苦手領域を洗い出し、問題演習と復習の時間を増やしていく流れがおすすめです。
看護実習中に国試の勉強時間を確保するには、何を削ればよいですか?
睡眠を大きく削って国試対策を続ける方法はおすすめできません。実習中は集中力や体調が求められるため、まずはSNSや動画視聴など、目的なく使っている時間を見直しましょう。
ただし、休息や気分転換まで削りすぎると継続が難しくなります。「通学中に必修問題を5問」「寝る前に誤答を1問確認」のように、既存の生活の中へ短い学習を組み込む方が現実的です。
実習中の国試対策は、朝と夜のどちらに行うべきですか?
朝と夜のどちらがよいかは、個人の生活リズムや記録量によって変わります。帰宅後は疲れて勉強できないことが多い方は、朝に必修問題や一問一答を5〜10分行う方法が向いています。
一方、朝に余裕がない方は、記録後や入浴後に誤答を1問見返すなど、夜の短時間学習を固定してみましょう。大切なのは、時間帯の正解を探すことではなく、実習期間でも続けられる時間を一つ決めることです。
実習中に看護国試の勉強のやる気が出ないときはどうすればよいですか?
実習中にやる気が出ないのは、疲労や緊張、記録への負担が重なっているためであり、珍しいことではありません。「2時間勉強する」といった大きな目標ではなく、「アプリを開く」「必修問題を1問解く」「間違えた問題の解説を1段落だけ読む」など、1〜2分で始められる行動に分けてみましょう。
始めてから余力があれば続け、難しい日は最低ラインだけで終えて構いません。実習中は、学習時間の長さよりも、国試対策との接点を切らさないことを優先しましょう。
実習中に使う国試問題集やアプリは、何種類までに絞るべきですか?
実習中は、複数の教材を並行して進めるより、目的の異なる2〜3種類に絞る方が続けやすいです。たとえば、「必修問題用」「過去問・一般問題用」「実習で学んだ内容の確認用」と役割を分けます。
新しい教材を増やすより、すでに使っている問題集の誤答を繰り返し見直す方が、限られた時間では知識が定着しやすくなります。直前期に教材が増えすぎないよう、実習中から使う教材を整理しておくことも大切です。
実習中にグループ学習をした方がよいですか?
グループ学習は、質問し合える、学習を始めるきっかけになる、他の人の考え方を知れるといったメリットがあります。一方で、実習先や記録量が異なると、予定を合わせること自体が負担になる場合もあります。
実習中は、毎週決まった時間に長時間集まるよりも、模試後に解き方を共有する、苦手テーマだけ短時間で確認するなど、目的を絞って活用する方が続きやすいでしょう。自分一人で進める方が集中できる場合は、無理に参加する必要はありません。
実習中に模試を受ける意味はありますか?
実習中でも模試を受けることで、現時点の必修問題、領域別の理解度、時間配分の課題を確認できます。受験後にすべてを復習しようとすると負担になるため、実習中は「必修の誤答」「正答率の低い領域」「自信がなかった問題」を優先して見直すとよいでしょう。
模試の判定は合否を決めるものではありません。実習中に模試を受ける目的は、次の勉強計画を具体化するための材料を得ることです。
実習中に状況設定問題まで対策した方がよいですか?
状況設定問題は、患者さんの状態、看護師としての優先順位、複数の情報をつなげて考える力が求められます。実習中に大量の問題を解く必要はありませんが、週末や余裕がある日に数問取り組むと、実習で得た経験を問題理解に生かしやすくなります。
平日は必修問題や実習テーマに関連する一般問題を中心にし、休日に状況設定問題を解いて振り返るという役割分担がおすすめです。
実習中に個別指導を始めるのは遅いですか?
実習中に個別指導を検討することは遅くありません。むしろ、実習・記録・就職活動などが重なり、独学では学習計画を立てにくいと感じた段階で相談すると、必要な対策を整理しやすくなります。
個別指導を利用する場合は、授業回数だけで判断せず、実習期間の予定変更への対応、質問方法、模試後の復習支援、苦手分野に合わせた学習計画を確認しましょう。日本看護アカデミーは、完全1対1の国試対策と、学力・目標・予定に応じた個別カリキュラム、対面・オンライン受講を案内しています。
オンライン個別指導は、実習中でも受けやすいですか?
オンライン個別指導は、通学時間を省きやすく、実習やアルバイトの予定に合わせて受講時間を調整しやすい場合があります。一方で、受講可能な時間帯、予約・振替の条件、使用する端末や通信環境、教材の受け取り方法などはサービスごとに異なります。
実習中に利用を検討する場合は、「実習の終了時刻が延びた場合の扱い」「急な予定変更への対応」「授業外で質問できるか」「自分の苦手分野に絞れるか」を事前に確認しましょう。日本看護アカデミーは、対面・オンラインでの個別指導に対応しています。
既卒・再受験の場合、実習中の学生と同じ勉強方法でよいですか?
既卒・再受験の場合は、実習の代わりに仕事、家事、育児などとの両立が課題になることがあります。そのため、実習中の学生と同じ時間割をそのまま使うのではなく、自分の生活に合わせた勉強スケジュールを作る必要があります。
平日に短時間の必修問題や誤答復習を継続し、休日に問題演習と弱点補強を行う考え方は共通です。一方で、既卒の方は前回の受験での失点領域、勉強が止まりやすかった時期、生活リズムの課題を振り返り、同じ学習パターンを繰り返さないことを重視しましょう。
看護師国家試験の直前期に実習がある場合、何を優先すべきですか?
直前期に実習がある場合は、すべての新しい知識を増やそうとするより、必修問題、過去に間違えた問題、模試で正答率が低かった領域を優先しましょう。実習で関わった疾患・薬剤・看護援助も、要点を短く振り返ると知識の確認につながります。
直前期は睡眠不足や体調不良を避けることも重要です。記録と国試対策の両方を完璧にしようとせず、国試で落とせない基礎事項を確実に確認する方針に絞りましょう。

