看護師国家試験の模試で思うよう…
看護師国家試験の必修問題が不安な人へ|点数を安定させる勉強法
看護師国家試験の勉強を進めるなかで、「必修問題だけ点数が安定しない」「模試では40点前後を行き来していて不安」「一般問題はできるのに、必修問題で落としそう」と感じている方は少なくありません。
必修問題は、看護師として必要な基礎知識を確実に身に付けているかを確認する問題です。難問を解く力よりも、基本を曖昧なままにせず、似た内容を混同せず、設問の条件を丁寧に読む力が求められます。
この記事では、看護師国家試験の必修問題が不安な方に向けて、点数が安定しない原因、毎日の勉強方法、模試の活用法、直前期の対策、個別指導を検討する目安まで解説します。
この記事のポイント
- 看護師国家試験の必修問題で求められること
- 必修問題の点数が安定しない主な原因
- 必修問題を安定して取るための勉強法
- 模試・過去問の復習を得点につなげる方法
- 40点前後で伸び悩む場合の優先順位
- 一人で対策しにくい場合の相談先
看護師国家試験の必修問題とは?
必修問題は、看護師として働くために必要な基本的知識を確認する問題です。まずは「必修問題で何が問われるのか」を理解し、一般問題・状況設定問題とは異なる目的で対策しましょう。
看護師国家試験では、人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復の促進、健康支援と社会保障制度、基礎看護学、地域・在宅看護論、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学、看護の統合と実践など、幅広い領域が出題対象です。
必修問題では、その中でも看護師として最低限理解しておくべき知識が問われます。たとえば、人体の構造と機能、感染対策、医療安全、健康支援、社会保障制度、基礎看護、日常生活援助などが関連するテーマです。
「必修問題は簡単」と思われることもありますが、基礎知識があいまいなままでは安定して得点するのが難しい問題でもあります。知識を断片的に覚えるのではなく、「なぜそうなるのか」「何に注意すべきか」まで理解しておくことが大切です。
必修問題は何点取ればよい?
看護師国家試験の必修問題は50問で構成され、40問以上、つまり80%以上の正答が基準です。必修問題が不安定な場合は、一般問題・状況設定問題の前に、基礎知識を固めることを優先しましょう。
看護師国家試験の必修問題は50問、1問1点の50点満点です。原則として40点以上、80%以上の得点が求められます。必修問題で基準に届かない場合、一般問題や状況設定問題で得点できていても合格できません。
そのため、模試や過去問で必修問題が40点前後の場合は、「ギリギリだから大丈夫」と考えず、安定して基準を超えられる状態を目指すことが重要です。
目安としては、本番での緊張や出題テーマの違いも想定し、日頃の演習では40点を超えるだけでなく、より余裕を持って正答できるテーマを増やしていきましょう。
必修問題は、毎日少量ずつ取り組み、間違えた問題や迷った問題を繰り返し確認することで、点数を安定させやすくなります。
必修問題の点数が安定しない主な6つの原因
必修問題で40点前後を繰り返す場合、単に勉強量が足りないとは限りません。失点の原因を分けて考えることで、今取り組むべき対策が見えやすくなります。
1. 基礎知識を「覚えたつもり」で終えている
必修問題で問われる内容は、授業や実習で一度は触れた知識が中心です。しかし、見覚えがあるだけで、意味や根拠を説明できない状態では、選択肢の表現が変わったときに迷いやすくなります。
たとえば、感染対策について「標準予防策」という言葉を覚えていても、どのような場面で必要か、何を目的にするのか、どのような行動につながるのかを説明できなければ、問題形式が変わると判断しにくくなります。
必修問題の基礎知識は、用語を見て思い出すだけでなく、自分の言葉で説明できる状態まで深めることが重要です。
2. 似た知識を混同している
必修問題では、数値、制度、対象年齢、感染経路、観察項目、薬剤の副作用など、似た内容を区別して答える問題が出ます。
たとえば、保健医療福祉制度、感染対策、母性・小児・老年看護、薬理などでは、「どちらだったか迷う」という失点が起きやすくなります。
混同しやすい内容は、単に繰り返し読むのではなく、比較表や短いメモにして違いを整理しましょう。「Aは何のために行うのか」「Bとの違いは何か」「対象者は誰か」と比べることで、記憶が整理されやすくなります。
必修問題の失点を減らすには、覚える量を増やすだけではなく、似た知識の違いを明確にすることが効果的です。
3. 正解した問題を復習していない
正解した問題は、すべて復習する必要があるわけではありません。しかし、「迷った末に正解した問題」「消去法でたまたま選んだ問題」「根拠を説明できない問題」は、次回に間違える可能性があります。
必修問題では、1〜2問の取りこぼしが大きな不安につながります。正解・不正解だけではなく、自信を持って答えられたかどうかも記録しましょう。
問題を解いたときに、次の3つに分ける方法がおすすめです。
| 分類 | 状態 | 復習の優先度 |
|---|---|---|
| 自信あり | 根拠を説明でき、迷わず正解した | 低い |
| 迷ったが正解 | 選択肢を最後まで迷った、消去法で選んだ | 高い |
| 不正解 | 知識不足・混同・読み違いがあった | 最優先 |
必修問題では、正解したかどうかだけでなく、安定して正解できるかを確認することが大切です。
4. 問題を解きっぱなしにしている
必修問題の一問一答やアプリは、短時間で取り組みやすい反面、正答率だけを見て終わらせやすい教材でもあります。
間違えた問題をそのままにして次へ進むと、同じ知識の穴が残ります。「正解は○○だった」と答えだけを覚えるのではなく、「なぜ○○なのか」「他の選択肢はなぜ違うのか」まで確認しましょう。
また、間違えた問題を1回見直して終わりにせず、数日後に解き直すことも大切です。時間を空けて正解できるかを確認することで、短期記憶ではなく、実際に使える知識として定着しているかを判断できます。
必修問題の勉強では、問題数よりも、間違えた内容を解き直す回数が得点の安定につながります。
5. 問題文の条件や設問を読み落としている
必修問題は短い問題文が多いため、急いで解くと「最も適切なのはどれか」「誤っているのはどれか」といった設問の条件を見落とすことがあります。
知識があるのに失点したときは、問題文の理解に原因がないかを確認しましょう。特に、「正しい」「誤っている」「最も」「まず」「優先」といった言葉は、解答を左右します。
問題を解くときは、設問の最後を先に読む、問われている内容に印を付ける、選択肢を一つずつ比較するなど、自分に合う読み方を決めておくとよいでしょう。
必修問題の点数が伸びない原因には、知識不足だけでなく、設問の読み違いも含まれます。解説を読む際は、答えだけでなく、どの言葉を見れば判断できたのかも確認してください。
6. 必修問題を後回しにしている
一般問題や状況設定問題の方が難しく感じられるため、「必修問題は最後にまとめてやればよい」と考えてしまうことがあります。しかし、必修問題は基準を満たさなければならないため、後回しにすると直前期の不安が大きくなりやすいです。
必修問題は、毎日5〜10問程度でも継続できます。実習や就職活動で忙しい時期も、短時間の学習として取り入れやすいでしょう。
必修問題は、直前期に一気に仕上げるものではなく、日々の国試対策に組み込んで安定させるものです。早めに苦手分野を見つけ、少しずつ改善していきましょう。
必修問題の点数を安定させる勉強法
必修問題の対策では、毎日解く、間違いを分類する、根拠を理解する、時間を空けて解き直すという流れを作ることが効果的です。短時間でも継続できる仕組みを優先しましょう。
1. 毎日5〜10問から始める
必修問題の勉強は、「今日は100問解く」といった不規則な進め方より、毎日5〜10問を続ける方が向いています。
朝の通学前、移動中、昼休み、就寝前など、すでにある習慣の前後に組み込むと続けやすくなります。実習中で余裕がない日は、1問だけでも構いません。国試対策との接点を切らさないことが大切です。
たとえば、次のように決めます。
- 朝食前に必修問題を5問解く
- 通学中に前日の誤答を確認する
- 就寝前に迷った問題を1問だけ解き直す
- 休日に1週間分の誤答をまとめて復習する
必修問題の学習は、長時間の集中よりも、毎日少しずつ触れることが点数の安定につながります。
2. 間違えた理由を3つに分ける
間違えた問題をすべて「覚えていなかった」とまとめると、復習方法が曖昧になります。必修問題では、次の3つに分類してみましょう。
| 間違えた理由 | 例 | 見直し方 |
|---|---|---|
| 知識不足 | 用語・数値・制度・病態を知らなかった | 教科書や参考書で基本から確認する |
| 混同 | 似た疾患・薬剤・制度・年齢区分を取り違えた | 違いを比較表や短いメモにする |
| 読み違い | 「誤っている」「最も適切」などを見落とした | 設問の条件に印を付けて解き直す |
分類するだけでも、次に何をすべきかが見えやすくなります。たとえば、混同が多い方は、問題数を増やすよりも、比較表を作る方が効果的な場合があります。
3. 一問一答は「答えた後」に使う
一問一答形式は、必修問題の知識確認に便利です。ただし、答えを見て「知っていた」と感じるだけでは、実際の試験で判断できないことがあります。
一問一答を使うときは、答えを見る前に、自分の言葉で理由を説明する習慣を付けましょう。
たとえば、「標準予防策の対象は何か」という問いに対して、答えだけを確認するのではなく、「なぜその対象に必要なのか」「どのような感染リスクを想定しているのか」まで考えてみます。
看護師国家試験の必修問題の一問一答は、暗記の確認ではなく、根拠を言語化するために使うと効果的です。
4. 48時間後と1週間後に解き直す
解説を読んだ直後は、「理解できた」と感じやすいものです。しかし、数日後に同じ問題を解くと、また迷うことがあります。
そこで、間違えた問題・迷った問題は、復習した当日だけでなく、48時間後と1週間後に解き直しましょう。正解を覚えているだけではなく、根拠まで説明できるかを確認してください。
復習の予定を問題集やカレンダーに書いておくと、「後でやろう」と忘れにくくなります。
必修問題の間違い直しは、一度で終わらせず、時間を空けて繰り返すことで記憶に残りやすくなります。
5. 苦手テーマは「1週間単位」で取り組む
必修問題で苦手なテーマが多いと感じるときは、一日ごとに内容を変えるよりも、1週間単位で一つのテーマに取り組むと整理しやすくなります。
たとえば、次のように計画します。
| 週 | 優先テーマ | 学習の例 |
|---|---|---|
| 1週目 | 感染対策・医療安全 | 必修問題、標準予防策・感染経路別予防策の整理 |
| 2週目 | 人体の構造と機能 | 解剖生理の復習、数値や正常・異常の確認 |
| 3週目 | 健康支援と社会保障制度 | 制度・対象者・目的を比較表で整理 |
| 4週目 | 基礎看護・日常生活援助 | 観察・援助・安全確保の根拠を確認 |
テーマを小さく区切ることで、何を勉強すればよいか分からない状態を避けられます。週末には、その週の誤答を見直し、次週へ持ち越す内容を決めましょう。
6. 模試の必修問題は最優先で復習する
模試では、総合点や判定に目が向きやすいですが、必修問題の誤答は最優先で復習しましょう。
特に、以下の問題は必ず確認することをおすすめします。
- 間違えた問題
- 正解したが迷った問題
- 選択肢の意味が分からなかった問題
- 数値や制度を混同した問題
- 設問の条件を読み違えた問題
模試の必修問題を解き直すときは、問題そのものだけでなく、関連するテーマも確認します。感染対策の問題を間違えたなら、標準予防策、感染経路別予防策、手指衛生、個人防護具、針刺し事故などをまとめて見直すと、似た問題への対応力が高まります。
模試の必修問題は、現在の知識の穴を見つけるための重要な材料です。点数に一喜一憂するより、誤答から何を学び直すかに集中しましょう。
必修問題が40点前後で不安なときの優先順位
模試や過去問で必修問題が40点前後の場合は、全範囲をやみくもに学び直すより、失点原因と苦手テーマを絞り込むことが先です。基準ぎりぎりの状態から、安定して得点できる状態へ移すことを目指しましょう。
まず、直近2〜3回分の模試や演習結果を見返して、間違えた問題を分類します。
- 毎回間違えるテーマ
- 一度はできたが、次回に間違えたテーマ
- 正解したが根拠を説明できないテーマ
- 数値・制度・年齢区分などを混同しやすいテーマ
- 問題文の読み違いが多いテーマ
次に、優先度を付けます。
| 優先度 | 取り組む内容 | 理由 |
|---|---|---|
| 最優先 | 毎回間違える基礎テーマ | 同じ失点を繰り返さないため |
| 高い | 正解が不安定なテーマ | 本番での取りこぼしを減らすため |
| 中程度 | 正解できるが根拠が曖昧なテーマ | 出題形式が変わっても解けるようにするため |
| 低い | 安定して正解できるテーマ | 直前の確認に回すため |
必修問題で40点前後の場合、苦手を「全部」なくそうとする必要はありません。まずは、毎回間違えるテーマと、正解が不安定なテーマを一つずつ減らしていきましょう。
また、模試で一度40点を超えたからといって、必修問題の対策を止めないことも大切です。出題テーマや体調、本番の緊張によって点数が変動することもあるため、日々の短時間学習を継続して、得点の土台を固めましょう。
実習・就職活動中でもできる必修問題対策
実習や就職活動で忙しい時期は、必修問題を短時間で継続することを優先しましょう。毎日まとまった時間が取れなくても、5分・10分の学習を積み重ねることで、基礎知識を維持できます。
実習中は、記録、事前学習、翌日の準備などで、国試対策の時間を取れない日もあります。そのようなときに「1時間勉強できないなら意味がない」と考えると、学習が止まりやすくなります。
実習中の必修問題対策では、次のような方法が取り組みやすいでしょう。
- 朝、必修問題を5問解く
- 通学・移動中に前日の誤答を確認する
- 実習で見た感染対策・医療安全を必修問題と結び付ける
- 寝る前に一問一答を1ページだけ見る
- 休日に1週間の誤答を解き直す
たとえば、実習で手指衛生や個人防護具を使用した日は、標準予防策や感染経路別予防策に関する必修問題を確認してみましょう。実際に見た場面と結び付けることで、用語だけを暗記するより記憶に残りやすくなります。
忙しい時期の必修問題対策では、学習をゼロにしないことが最も重要です。問題を1問解く、誤答を1問見直すといった小さな習慣を残しましょう。
必修問題の直前期対策
直前期は、新しい教材を増やすよりも、必修問題の誤答・迷った問題・苦手テーマを繰り返し確認する時期です。点数を急に上げようとするより、取りこぼしを減らすことを優先しましょう。
直前期になると、不安から新しい一問一答、アプリ、問題集、まとめノートなどを増やしたくなるかもしれません。しかし、教材が増えるほど、復習が浅くなりやすいです。
直前期は、次の順番で確認すると進めやすくなります。
- 模試・過去問で間違えた必修問題
- 正解したが迷った必修問題
- 数値・制度・感染対策など、混同しやすいテーマ
- 自分の弱点ノートや復習リスト
- すでに正解できる問題の最終確認
新しい問題に取り組む場合も、あくまで理解度を確認する目的にとどめましょう。間違えた問題が出たら、新しい教材を増やすのではなく、基礎教材やこれまでの誤答リストへ戻ることをおすすめします。
また、試験直前は睡眠や生活リズムを整えることも重要です。疲れている状態で無理に夜更かしをしても、記憶の定着や当日の集中力に影響する可能性があります。
看護師国家試験の必修問題の直前期対策では、知識を広げるより、すでに学んだ基礎を確実にすることが大切です。自分が繰り返し間違えたテーマを中心に、落ち着いて確認しましょう。
必修問題の対策で個別指導を検討する目安
必修問題対策は独学でも進められますが、点数が安定しない理由を自分で整理できない場合や、基礎から学び直したい場合には、個別指導や学習相談を活用する方法もあります。
次のような場合は、第三者に相談することを検討してもよいでしょう。
- 模試で必修問題が毎回40点前後、または40点を下回る
- 問題を解き直しても、同じテーマで繰り返し間違える
- 解説を読んでも、なぜその答えになるのか理解できない
- 似た制度・疾患・薬剤・数値を混同しやすい
- 実習や就職活動が忙しく、勉強計画を立てにくい
- 一問一答を続けても、点数が上がらない
- 既卒・再受験で、基礎知識を学び直したい
- 集団講義では質問するタイミングをつかみにくい
日本看護アカデミーでは、看護師国家試験対策に特化した完全1対1の個別指導を案内しています。必修・一般・状況設定問題それぞれに対応できるよう、模試や過去問の結果から理解度と弱点を分析し、学ぶ順番を整理する方針です。
また、必修分野を中心に基礎から学ぶ「基礎集中講座」、出題傾向に応じた分野別対策、模試結果を活用した弱点克服のための個別演習などを案内しています。対面・オンラインでの受講に対応しているため、実習や仕事と両立しながら学びたい場合にも相談できます。
今日から始める|必修問題を安定させる3ステップ
必修問題に不安があるときは、問題集を増やす前に、今日から続けられる小さな学習ルールを一つ決めましょう。毎日の演習、誤答の分類、解き直しを繰り返すことが、安定した得点につながります。
1. まずは必修問題を10問解く
現在の点数を気にしすぎず、まずは10問解いてみましょう。正誤だけでなく、「自信を持って答えられたか」「迷ったか」も確認します。
2. 間違えた理由を一言で書く
不正解・迷った問題について、「知識不足」「混同」「読み違い」のどれに当てはまるかを記録します。理由が見えると、次に何を復習するかが決めやすくなります。
3. 2日後に同じ問題を解き直す
解説を読んだ問題は、48時間後にもう一度解きましょう。答えだけでなく、根拠を説明できるかまで確認します。
一度に完璧を目指す必要はありません。毎日少しずつ、間違えた問題を減らし、迷わず答えられる問題を増やしていきましょう。
まとめ|必修問題は「基準ぎりぎり」から「安定して取れる」状態へ
看護師国家試験の必修問題が不安な場合は、ただ問題数を増やすより、点数が安定しない理由を見つけて、基礎知識を確実にすることが大切です。
- 必修問題は50問で構成され、40問以上、80%以上の正答が基準
- 正解した問題でも、迷った問題や根拠を説明できない問題は復習する
- 間違いを「知識不足」「混同」「読み違い」に分けて対策する
- 必修問題は毎日5〜10問でも継続する
- 間違えた問題は48時間後・1週間後に解き直す
- 苦手テーマは1週間単位で小さく取り組む
- 模試の必修問題は、総合点より先に復習する
- 40点前後の場合は、毎回間違えるテーマから優先して改善する
- 直前期は、新しい教材を増やしすぎず、誤答と弱点を確認する
必修問題は、特別な才能が必要な問題ではありません。基礎を繰り返し確認し、迷った問題を放置せず、根拠を理解する勉強を続ければ、少しずつ安定して取れる問題は増えていきます。
一人で原因を整理することが難しい場合や、必修問題が40点前後から伸びない場合は、早めに学習計画を見直し、教員や国試対策に詳しい指導者へ相談することも選択肢です。
よくある質問
ここでは、看護師国家試験の必修問題の点数、勉強法、過去問・模試の使い方、直前期、実習中の対策、個別指導に関するよくある質問に回答します。
看護師国家試験の必修問題は何問ですか?
看護師国家試験の必修問題は50問です。1問1点の50点満点で、原則として40点以上、80%以上の正答が求められます。一般問題や状況設定問題で得点できていても、必修問題が基準に届かない場合は合格できません。
看護国試の必修問題で40点前後の場合、どのように勉強すればよいですか?
40点前後の場合は、全範囲を最初からやり直すよりも、直近の模試や演習で間違えたテーマを分類しましょう。毎回間違えるテーマ、正解が不安定なテーマ、数値や制度を混同するテーマを優先し、毎日5〜10問の演習と解き直しを続けることがおすすめです。
必修問題が40点を下回ったら、看護師国家試験に落ちますか?
看護師国家試験では、必修問題で40点以上、80%以上の正答が基準です。必修問題の基準を満たさない場合、一般問題・状況設定問題で得点していても合格できません。ただし、模試や演習で40点を下回ったからといって、本番の不合格が決まるわけではありません。失点原因を整理し、基礎知識を見直すことが大切です。
必修問題の点数が伸びない原因は何ですか?
主な原因には、基礎知識を覚えたつもりで止めていること、似た知識を混同していること、正解したが迷った問題を復習していないこと、問題を解きっぱなしにしていること、設問の条件を読み落としていること、必修問題を後回しにしていることなどがあります。
必修問題はいつから始めるべきですか?
必修問題は、最終学年に入ってから急に始めるより、国試を意識し始めた段階から少しずつ取り組むのがおすすめです。低学年・中間学年でも、授業で学んだ内容に関連する問題を解き、苦手分野を把握しておくと、最終学年の負担を減らせます。
看護国試の必修問題は、毎日何問解けばよいですか?
毎日5〜10問程度から始める方法がおすすめです。実習や就職活動などで忙しい日は、1〜5問でも構いません。大切なのは、一度に多く解くことより、毎日問題に触れ、間違えた内容を放置しないことです。
必修問題の一問一答だけで対策できますか?
一問一答は、知識を確認する教材として役立ちます。ただし、一問一答だけで終わらせず、間違えた問題の関連知識を教科書や参考書で確認し、過去問や模試形式の問題で使えるかを確かめることが大切です。答えを覚えるだけでなく、根拠を説明できる状態を目指しましょう。
必修問題の過去問はどのように使えばよいですか?
過去問は、出題されやすいテーマや問題文の形式を知るために活用できます。解くときは、正解数だけではなく、間違えた理由、迷った選択肢、関連する知識を確認しましょう。復習後は48時間以内と1週間後に解き直し、根拠まで説明できるかを確認する方法がおすすめです。
模試の必修問題は、どのように復習すればよいですか?
模試の必修問題は、総合点や判定を見る前に、間違えた問題と迷った問題を確認しましょう。「知識不足」「混同」「読み違い」に分類し、関連テーマを基礎教材で復習します。その後、類題や同じ問題を解き直し、数日後にもう一度確認してください。
実習中は必修問題をどのように勉強すればよいですか?
実習中は、朝・通学中・寝る前などに5〜10分の学習時間を作り、必修問題を数問解く方法がおすすめです。実習で経験した感染対策、医療安全、日常生活援助、観察などと関連付けて復習すると、知識が記憶に残りやすくなります。
必修問題で数値や制度を覚えられません
数値や制度は、単独で丸暗記しようとすると混同しやすくなります。「誰が対象か」「何のための制度か」「いつ行うか」「似た制度と何が違うか」といった形で比較表に整理してみましょう。繰り返し見返せるよう、1枚のメモやカードにまとめる方法も効果的です。
必修問題で正解したのに、自信がありません
迷いながら正解した問題は、復習対象に入れましょう。答えを選んだ理由と、他の選択肢が違う理由を確認し、数日後に解き直します。自信のなさは、理解が不足しているテーマを見つける手がかりになります。
必修問題の勉強で、ノートは作った方がよいですか?
ノートは、見返して使える形であれば有効です。ただし、問題の解説をすべて書き写す必要はありません。「間違えた理由」「正解の根拠」「混同しやすい内容」「次に解き直す日」など、自分が再確認するために必要なことを短くまとめましょう。
看護国試の必修問題が苦手で、勉強のやる気が出ません
必修問題が苦手だと感じると、問題集を開くこと自体が負担になることがあります。その場合は、「毎日10問」と決めるより、「まず1問だけ」「アプリを開くだけ」と始める行動を小さくしてみましょう。1問解けたら終わっても構いません。小さな継続を重ねることで、苦手意識を減らしやすくなります。
直前期に必修問題の点数が不安定な場合、何を優先すべきですか?
直前期は、新しい教材を増やすよりも、模試・過去問で間違えた問題、正解したが迷った問題、数値・制度・感染対策などの混同しやすいテーマを優先します。必修問題を毎日解き、誤答を繰り返し確認しながら、睡眠や生活リズムも整えましょう。
必修問題だけの個別指導は受けられますか?
日本看護アカデミーでは、必修問題対策のみの受講、一般問題・状況設定問題を含めた総合的な対策の両方を案内しています。理解度や苦手分野、実習・就職活動などの予定を踏まえ、必要な範囲に絞った個別の学習計画を相談できます。
必修問題で何度も同じところを間違えます。個別指導を検討した方がよいですか?
同じテーマで繰り返し間違える場合は、知識不足、似た知識の混同、問題文の読み取り方などに原因がある可能性があります。自分で原因を整理し、解き直しを継続できる場合は、独学でも改善を目指せます。
一方で、解説を読んでも理解できない、勉強計画を立てても続かない、模試で必修問題が40点前後から安定しない場合は、個別指導や学習相談を利用して、第三者と弱点を整理することも有効です。日本看護アカデミーは、模試・過去問の分析を踏まえた完全1対1の個別指導、対面・オンライン受講を案内しています。
看護師国家試験の必修問題は、どのような形式で出題されますか?
必修問題は、看護師として必要な基本的かつ重要な知識を問う問題です。原則として1問1点、50問で構成され、人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復の促進、健康支援と社会保障制度、基礎看護、看護技術など、幅広い基礎領域から出題されます。
一般問題や状況設定問題に比べると、短い文章で問われる一問一答形式が中心ですが、知識を曖昧に覚えていると、選択肢の表現の違いで迷うことがあります。単語や数値だけを覚えるのではなく、目的・対象者・根拠まで理解することが大切です。
必修問題の勉強時間は、1日どのくらい必要ですか?
必修問題の勉強時間に一律の正解はありませんが、毎日10〜20分程度を継続する方法が取り組みやすいでしょう。問題数にすると、5〜10問程度から始めるのがおすすめです。
実習や就職活動で忙しい日は、必修問題を1〜3問解く、前日に間違えた問題を1問だけ見直すだけでも構いません。重要なのは、一度に大量の問題を解くことより、毎日必修問題に触れ、誤答を放置しないことです。
模試で必修問題が40点未満だった場合、まず何をすべきですか?
模試で40点未満だった場合は、総合点や判定より先に、必修問題の誤答を見直しましょう。まず、間違えた問題を「知識不足」「混同」「読み違い」に分けます。
次に、繰り返し間違えているテーマを確認します。たとえば感染対策、医療安全、人体の構造と機能、社会保障制度など、失点が集中している分野を一つずつ基礎教材で復習しましょう。その後、類題を解き、48時間後と1週間後に解き直して、知識が定着したかを確認します。
模試で40点未満だったことだけで本番の結果が決まるわけではありません。しかし、必修問題は80%以上の正答が必要なため、早めに対策の優先順位を上げることが重要です。
必修問題と一般問題・状況設定問題は、どのくらいの割合で勉強すればよいですか?
勉強時間の配分は、必修問題の安定度によって変えるのがおすすめです。模試や過去問で必修問題が40点前後、または40点未満の場合は、まず必修問題を毎日の学習へ組み込み、基礎の穴を埋めることを優先しましょう。
必修問題が安定して40点を上回る場合は、毎日の短時間確認を続けながら、一般問題の苦手領域や状況設定問題の演習に比重を移していきます。必修問題を完全に止めるのではなく、継続して得点を安定させることが大切です。
必修問題で「捨て問」は作ってもよいですか?
必修問題は、基礎的かつ重要な知識を問う問題であり、50問中40問以上の正答が必要です。そのため、「この分野は苦手だから捨てる」と決めてしまうと、基準を下回るリスクが高くなります。
覚えにくいテーマがあっても、完全に捨てるのではなく、「最低限ここまでは確認する」という範囲を決めましょう。たとえば制度や数値が苦手なら、対象者・目的・頻出の数値を比較表に絞って繰り返す方法があります。苦手をゼロにするより、確実に取れる問題を増やす考え方が大切です。
必修問題で数値や年齢区分を覚えられないときはどうすればよいですか?
数値や年齢区分は、単独で暗記すると混同しやすくなります。「何の数値か」「誰が対象か」「なぜその基準なのか」「似た基準とどう違うか」をセットで確認しましょう。
たとえば、表の左側に制度・検査・発達段階などの項目、右側に対象者・数値・目的をまとめると、違いを比較しやすくなります。短いカードやスマートフォンのメモにして、通学中や待ち時間に繰り返し見る方法もおすすめです。
必修問題の間違い直しは、ノートとアプリのどちらがよいですか?
ノートとアプリのどちらがよいかは、続けやすさによって異なります。ノートは、間違えた理由や混同しやすい内容を自分の言葉で短く整理したい場合に向いています。アプリは、短時間で問題を解き、繰り返し出題される形で復習したい場合に便利です。
大切なのは、形式よりも、間違えた理由と正解の根拠を確認し、時間を空けて解き直せる状態を作ることです。ノートにすべてを書き写す必要はなく、アプリだけで正答率を見るだけにもならないよう、役割を分けるとよいでしょう。
必修問題で正解率が上がったのに、模試では点数が安定しないのはなぜですか?
普段の問題演習と模試では、時間制限、緊張、出題の並び、初見問題への対応などが異なります。そのため、日常的な正答率が上がっていても、模試では設問の読み違いや混同による失点が出ることがあります。
模試では、間違えた問題だけでなく、正解したが迷った問題も確認しましょう。問題を解く順番、設問の最後を先に読む、迷った問題に印を付けて後で見直すなど、自分に合う解き方を練習することも点数の安定につながります。
必修問題ができないと、一般問題や状況設定問題もできませんか?
必修問題が不安定でも、一般問題や状況設定問題で得点できることはあります。しかし、必修問題で問われる基礎知識は、一般問題や状況設定問題を解く土台にもなります。
たとえば、感染対策、薬剤、人体の構造と機能、医療安全、社会保障制度などの理解は、より複雑な問題を解く際にも必要です。必修問題だけに偏る必要はありませんが、基礎が不安定な場合は、一般・状況設定問題の演習と並行して見直すことが大切です。
既卒・再受験の場合、必修問題はどのように勉強すればよいですか?
既卒・再受験の場合は、前回の受験や模試で必修問題のどのテーマを落としたかを振り返ることから始めましょう。「勉強時間が足りなかった」と一言でまとめず、知識不足、混同、読み違い、生活リズム、教材の使い方などを具体的に整理します。
学校の授業や周囲の学習ペースがない分、毎日の必修問題、週末の誤答復習、月ごとの苦手テーマ確認といったリズムを自分で作ることが重要です。独学では計画や理解の確認が難しい場合は、国試対策に詳しい指導者へ相談することも選択肢になります。
必修問題対策を始めるのが遅いと感じます。今からでも間に合いますか?
必修問題対策を始める時期が遅いと感じても、焦って複数の教材を増やすより、今の知識を把握し、優先順位を決めることが大切です。
まずは必修問題を50問程度解き、間違えたテーマを「知識不足」「混同」「読み違い」に分けましょう。その後、毎日5〜10問の演習と誤答復習を続け、週末に苦手テーマを確認します。基礎知識の理解不足が大きい場合は、問題演習だけでなく、教科書や参考書で基礎から確認してください。
必修問題の勉強で、家族や友人と問題を出し合うのは効果的ですか?
問題を出し合う学習は、答えを自分の言葉で説明する練習になり、理解が曖昧な部分を見つけるのに役立ちます。特に、数値や制度、感染対策、医療安全など、理由を説明できるか確認したいテーマでは効果的です。
ただし、相手との予定を合わせることが負担になったり、答え合わせだけで終わったりする場合は、無理に続ける必要はありません。一人で学ぶ場合も、声に出して説明する、スマートフォンに録音して聞き返すなどの方法で、同じように理解度を確認できます。
この記事は、看護師国家試験に必要な基礎知識の定着と、必修問題の安定した得点を目指す方に向けて作成しています。試験日・受験手続・受験資格などの最新情報は、必ず厚生労働省の公式案内で確認してください。第116回看護師国家試験は、2027年2月14日(日)に実施予定です。

